香味焙煎

音楽と映画と日々の労働の愚痴を吐く

ドッ喜利王

下書きに保存してたまま放置してたのであげる。

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とても良い番組だったけど、これだけは先に言わせてもらいたい。宣伝をもっとすべきだったと。
私はツイッターで幾らかお笑い関連の人をフォローしてたから何とか気づけたけども、「水曜日のダウンタウン」や「タレント名鑑」を好んで見てた私の友人は番組の存在を全く知らなかったわ。
好きなら情報仕入れろや!と言うのも分かる。でもライト層を取り込めないと数字が上がらないし。難しいんだけど何とかならんかね?

話は戻って、
ドッキリと大喜利を掛け合わせたありそうでなかった番組。基本的に大喜利の回答は荒唐無稽で起こり得ないから無責任で面白いのに、それが自分の身に降りかかる芸人にとってトラウマ製造番組。
しかも藤井健太郎率いる地獄の軍団が制作してるとなると恐怖でしかない。
でもこの番組のシステム的に短期間での再現は不可能だし、そもそも一番の問題が「回答者に対し1回のドッキリが限度」であること。それが後々の展開に響いているように思う。

見ていてこの番組で芸人に求められる才能は大喜利<リアクションだと思った。
個人的な感覚でいうと、大喜利パートとドッキリパートに分けた時に、大喜利の回答は10点中5点くらいでも笑えるんだけど、ドッキリの5点は面白くない。
番組中に選ばれた回答が良くなかったかといえば全くそうではなく、例えば大悟の容器とかよく再現したなと思ったし。でもドッキリを受ける側の能力にもそれぞれ優劣があるから、それをカバーする為に「ドッキリを受ける状況」の整備っていうのも必要だったんじゃないかなぁ?
例えば1番面白かったと思う「心霊ドッキリ」は仕事中に仕掛けられてるから全員が面白い仕上がりになっていたと思う。同じ意味では「楽屋に謎のボタン」も普通じゃない状況だから仕事に切り替えられる。(こちらは地味なのでリアクションは取り難いが)
その対極が「店員に水をかけられる」と「タクシー」だったと思う。水の方はわりと地獄だったのでは?タクシーで結果を出したアントニーは凄い。夢ドミノでミカン食べたり寝たり畜生だったけど底力ある。
だから、こういう難しいドッキリに力のある芸人をあてるべきなんだけど、「1芸人1回のドッキリ」が足枷になってなぁ。各芸人がそれぞれ自分に見合ったジャンルで最高の回答を出せるとは限らないし。結果論ではあるけども、4ヶ月後に仕掛けて誰も大喜利の回答を覚えてなかったってことは、同じ芸人に何度か仕掛けても大丈夫だったんじゃないかな…芸人の無駄遣いにはなるけど。
とりあえずクロちゃんの肛門に爆竹入れるドッキリをみたいので2回目を期待します……